インコースへの投球は本当に危険なのか?
よく"アウトコースに投げろ"と指導者は言います。
・
本当にアウトコースに投げて効果があるのでしょうか?
・
実際に見てみると、飛距離は真ん中やや内角気味が最も大きくなり、ストライクゾーンギリギリになるにつれて飛距離は抑えられ、内角よりも外角の方が飛距離は抑えられていた。
・
上記の結果から、アウトコースへの投球は飛距離を抑えるのには効果があると言えます。
・
なので、飛距離だけであれば、アウトコースの方が安全です。
・
ですが、打球速度ではインコースよりもアウトコースの方が打球が速くなり、打球角度はアウトコースになるほど大きく角度が低下する
・
この結果も合わせるとアウトコースだけが安全とは言えないと思います。
・
森下、矢内 2018 の研究では引っ張り打球はアッパースイング局面、流し打ちはダウンスイング局面でボールを捉えやすいとされています。
・
打者のスイングフォームからピッチャーはどのコースに投げれば抑えられるのか予想することが出来そうです。
・
データから言えることなので、全てがこれらに当てはまるとは言えません。
・
これと真逆のことが起きたりする場合もあります。
・
この情報だけを信じるのではなく、臨機応変に対応していく必要があります。
・
0コメント